ミハ
『ミハ!かたぐるま!かたぐるましてっ!』
「はい、皇子」
『ミハ~、ベルどこ~?』
「こちらにおりましたよ、姫様。
はい、どうぞ」
「あらあら ごめんなさいね、ミハ。
子供たちの相手をしてもらって。
ブラムド? ミハエルはお仕事中なのですよ。
邪魔をしてはいけません。 さ、降りてらっしゃい。」
「とんでもございません、クラウディア様。
私の方が殿下お二人に、遊んで頂いたのですよ。」
『そうだよ!』
『だよ~』
「ブラムド皇子。
シルヴィア皇女。
いい子ですから、こちらへいらっしゃい?」
『『はい母上!!』』
「……(すごい圧だ;)」
アズマ(ミハエル)、ヒラ隊員時代。
役職につくまでは『ミハ』と呼ばれる事の方が多かった。
『アズマ』の姓はバルムンクから賜った。
実家とは絶縁状態なので、実家の姓は名乗らない。
当初は1番隊(皇帝直属の親衛隊)だったが、
ブラムドが生まれてからは2番隊(皇太子直属部隊)となり、
ブラムドが成人するまで専属の護衛として仕えた。
バルムンクを実の父のように慕っている為、
その子供であるブラムドたちが可愛くてしょうがない。
シルヴィアは第3皇妃アイリスの娘。
アイリス妃が若くして病没した為、 クラウディアが母親代わりとなって育てている。
0コメント